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2014年 02月 26日
「NHK会長:経営委で陳謝 「失言したのか」発言」
http://mainichi.jp/select/news/20140226k0000m040095000c.html 本当につまらない。皮肉でも逆説でもなく、籾井には発言を撤回せずに開き直って欲しかったのである。ちゃんと日本人・日本社会の本音を国際的に表明し続けてくれていれば、諸外国も日本国家への正しい警戒心を持つことができただろう。現在の日本の左派は、客観的には、そうした「国益」に反する事態への火消しにまわり、日本人・日本社会の実像を隠蔽しようとしている。もちろん本来発言を撤回すべきなのは自明であるが、現在の日本では右傾化を抑止するような政治勢力は皆無なのだから、安倍・籾井・百田・衛藤でいいのである。民主党政権が有能であれば、今頃シリアに米軍とともに軍事介入していたかもしれないのである。しかし安倍は、この調子だと靖国問題でも折れるだろう。 結局、安倍にせよ誰にせよ、政権にいる限り、「第二次世界大戦における枢軸国は巨悪であり、特にドイツと日本は弁明の余地がない犯罪行為を犯した」という国際基準から逃れられないのである。少なくとも政権(とそれに関連する公的立場)にいる限り、これに反する発言を行なえば撤回を余儀なくされる。したがって、右翼を構成要因とする<佐藤優現象>以降の日本の左派よりも、日本政府は政府である限りにおいて「左」なのである。安倍政権は、現在の日本の言論地図においては「極左」であるとすら言える。 中国の「反日」的な主張に関して言えば、海外の批判的論評では、中国の覇権主義的傾向への批判はあっても、日本の(左派を含めた)共通認識のように、「日本は中国に対してこれまで十分に謝罪してきたから「反日」の声は異常だ」などという主張は私は見たことがない。「第二次世界大戦における枢軸国は巨悪であり、特にドイツと日本は弁明の余地がない犯罪行為を犯した」という明確な国際基準があるからである。 都知事選の結果をめぐって、「左」「革新」の分裂が自民の勝利を助けた、などとして宇都宮陣営を非難する声が散見されるが、意味不明であるとしか言いようがなく、民主党政権以降、もはや「左」「革新」などという概念自体が意味を失っている。有権者はそのことをよく分かっている。 少し前の記事で、辛淑玉の宇都宮への演説を批判したが、辛の卑屈な、差別扇動の姿勢もさることながら、現在の時点において、朝鮮人が「左」の一員であるかのごとく、政治的に期待し、参与しようとしていること自体がおかしいのである。それならば、民団や総連のように、自民や公明なども対象としてロビー団体化した方がまだしもすっきりする。 共産党も、今後より右傾化して、今の「週刊金曜日」周辺(細川陣営)と同じようなものになることは目に見えているだろう。「週刊金曜日」などのその種の「国益」第一主義の「左」は、海外派兵については本気では反対せず、「福祉国家」の実現を求める。それならば、「福祉国家」の財政的基盤を支えるためには、多国籍企業のより円滑な海外展開が必要となるから、必然的に海外派兵は常態化するだろう。「国益」の維持・擁護を前提とする限り、必然的にそうなる。 「国益」第一主義の場合、「左」の方が「新自由主義政権」より世界人民からすればはるかに有害である。戦前の社会大衆党など、まさにそのようなものだった。歴史認識における上記の国際基準を内面化し、海外派兵を容認しない「護憲」でない限り、「左」は「右」よりも悪であり、現実問題として、政府よりも今や「右」である。こうした認識が、あらゆる政治的議論の前提となるべきであろう。
by kollwitz2000
| 2014-02-26 00:00
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