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2009年 10月 10日
対『週刊新潮』・佐藤優氏裁判の第2回口頭弁論期日が終わった。東京地裁第708号法廷にて、10月7日14時から約30分間開かれた。被告側は、弁護士2名(岡田宰弁護士・杉本博哉弁護士)のみが出席していた。
今回は、被告側による、準備書面に基づいた陳述のほか、裁判官から、原告・被告双方の書面に関する注意がなされた。 次回口頭弁論期日は、11月11日14時より、同じく東京地裁第708号法廷で開かれる。 さて、今回の被告側の陳述では、驚くべき事実が明らかにされている。絶対にこれは自分からは認めないだろう、と思っていたのだが・・・。 当該『週刊新潮』記事では、「岩波関係者」の発言として、私の論文「<佐藤優現象>批判」において「社外秘のはずの組合報まで引用されているのですから、目も当てられません」とあり、その後に、佐藤氏の発言が来て、「「『IMPACTION』のみならず、岩波にも責任があります。社外秘の文書がこんなに簡単に漏れてしまう所とは安心して仕事が出来ない。今後の対応によっては、訴訟に出ることも辞しません」とある。 したがって普通にこの記事を読めば、『週刊新潮』の記者が、佐藤氏に「岩波書店労働組合壁新聞(ここでいう組合報)はなんと社外秘だったらしい」と伝え、それを聞いて佐藤氏が驚き、このようなコメントを出している、と読者は思うだろう。 ところが、今回陳述された被告側の準備書面には、以下のようにある(強調は引用者)。 「原告は、「また、論文によって、『社外秘の文書』が漏れたとの証拠(注・これは被告側の誤りで、実際には「漏れたとの認識」)を示しているが、前4項で述べたようにそのような事実はない」(訴状7頁最下行から8頁1、2行とするが、この部分は佐藤発言の分類③(注・「そして、『IMPACTION』のみならず、岩波にも責任があります。社外秘の文書がこんなに簡単に漏れてしまう所とは安心して仕事が出来ない。今後の対応によっては、訴訟に出ることも辞しません。」)に相応する。 この部分は前述したとおり、岩波書店労働組合が、原告の論文を、「社員として知り得た情報を無断で社外に公表する文書に引用(した)」ことを問題にしている事実を、岩波書店の社員から「社外秘のはずの組合報まで引用され問題になっている」と耳にした佐藤が、その事実を前提とした所感を述べているものである。」 ここでの「前述したとおり」というのは、「社外秘のはずの組合報まで引用されているのですから、目も当てられません」という「岩波関係者」の発言を用いた『週刊新潮』の記述部分について、被告側が、「岩波書店労働組合が、「社員として知り得た情報を無断で社外に公表する文書に引用する」ことを問題としている事実を、要約し」て記述したものにすぎない、と弁じている箇所である。そして、ここでは、岩波書店労働組合が問題にしているという事実を、『週刊新潮』の記者がいかにして知ったかは記されていない。 すなわち、岩波書店労働組合が問題にしているという事実を被告側がいかにして知ったかを記した箇所は、被告側の準備書面の中では、佐藤氏が岩波書店社員からそのことを耳にした、という箇所のみなのである。 私はかつて、「佐藤優・安田好弘弁護士・『インパクション』編集長による会合の内容について②:コメント(2)」で、この件について、以下のように書いた。 「最初に情報を提供したのが佐藤だったならば、佐藤が荻原記者に、懇意にしている岩波書店社員を紹介した、と考えるのが自然な推測だと思われる。岩波書店社内には、佐藤と親しい編集者が複数名いる(例えば、佐藤優『獄中記』(岩波書店、2006年12月刊)終章を参照のこと)。 『週刊新潮』の記事では、「岩波関係者」による、私が「社外秘」の組合報まで持ち出した等の私を非難する内容の発言が掲載された後で、「社外秘の文書がこんなに簡単に漏れてしまう所とは安心して仕事が出来ない」云々という佐藤のコメントが載っているので、『週刊新潮』の記者が「岩波関係者」に取材して知った内容を佐藤に伝えたところ、佐藤が激怒した、と読まれる構成になっている。だが、最初に情報を提供したのが佐藤だったならば、順番が完全に逆になる。佐藤の行動がこの記事の出発点なのだ。むしろ、その事実を隠蔽するために、『週刊新潮』は、佐藤のコメントを最後に持ってきたように思われる。」 この「荻原記者」は、『週刊新潮』編集部法務担当者の佐貫氏によれば、実際に記事を書いた、佐藤氏と昵懇の記者(デスク)とは別人らしいのだが、いずれにせよ、今回の被告側の陳述によって、実は、『週刊新潮』に最初に情報を提供したのが佐藤氏であり、佐藤氏の行動がこの記事の出発点だったのではないかという疑いが、ますます濃厚になった、と言わざるを得まい。 なお、私は、佐藤氏に以前送った公開質問状で、佐藤氏に以下のように質問している。 「質問1-18.『週刊新潮』の上記記事に関して『実話ナックルズRARE』第1号(2008年10月売)は、佐藤様が、懇意の『週刊新潮』の記者(私にメールを送ってきた、荻原信也記者だと思われますが)に書かせた旨を、佐藤様を知るというマスコミ関係者の発言を引きながら報じています。また、『中央ジャーナル』203号(2008年11月25日発行)の「佐藤優が岩波書店社員を恫喝」なる記事でも、『週刊新潮』の上記記事について「佐藤が「なじみの『週刊新潮』記者を使い、コメントを装って「岩波にも責任がある」と恫喝」したと書かれています。 また、『インパクション』の深田編集長からも、『週刊新潮』の同記事は、佐藤様が『週刊新潮』のご友人の記者に、「<佐藤優現象>批判」の著者である私が岩波書店社員であることなどを、ある岩波書店社員から佐藤様が聞かれた話として、お伝えされたことが発端であったらしいと伺っています。深田編集長は、このことを、佐藤様ご自身から聞いたとのことです。 『週刊新潮』の同記事で、記者に初めに情報を提供したのが佐藤様であるという、上記の報道および証言は、事実でしょうか。 質問1-19.『週刊新潮』の上記記事は、私が「首都圏労働組合特設ブログ」で指摘しているように、私の名誉を毀損する虚偽の記述を含んでいます。『週刊新潮』の記者に初めに情報を提供したのが佐藤様であるという、前問で挙げた報道および証言が事実であるならば、佐藤様にそうした情報を伝えた岩波書店関係者とは、具体的に誰(もしくは誰々)でしょうか。当人に直接確認したいので、氏名をお答えください。」 佐藤氏は、これらの質問への回答を拒絶しているが、(少なくとも一部は) 岩波書店の社員から耳にした情報に基づいて発言したことを認めた佐藤氏は、これらの質問に対して、改めて回答すべきである。 もちろん、批判に対してまともに反論することのないまま、懇意にしている『週刊新潮』記者に情報提供して、相手への中傷記事を書いてもらったのだとすれば、それが、まぎれもない言論封殺行為であることは言うまでもない。
by kollwitz2000
| 2009-10-10 00:00
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