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2010年 05月 21日
「マガジン9条」については、少し前に民族差別との親和性を指摘したが、zed氏のブログによれば、「マガジン9条」の編集者は「世間ではどうか知らないが私はあのタイトルを差別的とは思っていない」などと言っているそうである。
http://sgwse.dou-jin.com/Entry/54/ そういうことを知っていたので、「マガジン9条」でどれほど酷い記事が掲載されようがあまり驚かないつもりではいたのだが、さすがに下の文章には驚いた。 http://www.magazine9.jp/gakko/pre/ 「自衛隊はあるけれども軍隊をもたない国、日本。一方、お隣の韓国では、軍隊があり徴兵制があります。」 えええええ??? 無知でない限り、日本を「軍隊をもたない国」などとするのは、世界広しと言えども「マガジン9条」周辺の人々だけではあるまいか。「改憲して自衛隊を自衛軍とすることには反対」なる主張は護憲派界隈でたまに見るが、これは、「タテマエ」を(どこまで有効性があるかは疑問だが)「歯止め」として捉えているものだと思っていた。ところが、少なくとも「マガジン9条」編集部においては、「タテマエ」どころか心の底から、自衛隊は軍隊ではなく、日本は「軍隊をもたない国」だと思われていたのである。 そう考えると、「マガジン9条」に対するいろいろな疑問が解ける。例えば、ISAFへの自衛隊の参加を望ましいこととする伊勢崎賢治(伊勢崎は、法的には参加は不可能だとしているが、これは、国会法改正が成立すればクリアできるだろう)は、「マガジン9条」に頻繁に登場しているが、「マガジン9条」からすれば自衛隊は軍隊ではないのだから、持て囃されるのも当たり前といえば当たり前である。 あと、雨宮処凛はここで、「韓国の兵役拒否の問題を“日本の9条の陰の部分”と語る若者には、大きな影響を受けました。」と述べている。雨宮は1年半くらい前からこういう発言をしている。私もかなり前に「日本の「平和憲法」と韓国の「徴兵制」はワンセット」と述べたし、韓国ではこういう主張は珍しくない。 だが、こうした主張は、戦後日本が「平和国家」だとする日本人の自己意識への批判としてなされるもののはずである。ところが、雨宮自身の意図は知らないが、「マガジン9条」はこの雨宮の発言を、日本は「軍隊をもたない」平和国家である、という見解を補強するものとして位置づけている。要するに、180度異なる意味で用いられているのだ。ここでは韓国人留学生の「軍隊がない国があることにびっくりした」なる発言も引用されており、これまた、日本が「軍隊をもたない」平和国家である、という見解の補強として使われているが、これは要するに、「マガジン9条」がこの無知な留学生を利用しているということではないのか。言うまでもないが、「マガジン9条」は、「パンにハムをはさむニダ」なるタイトルと同じく、この発言についても掲載責任(この場合は利用責任も)がある。 念のために書いておくが、私は別に「マガジン9条」に改心してもらいたいとは考えていない。そうではなく、「マガジン9条」のような「護憲派」(の一部?)が、現在はもはやカルトと言ったほうがよさそうな主張になっていることに、読者の注意を促し、「世論」の誤導を防ぎたいと思うのみである。「マガジン9条」に問うたとしても、「世界ではどうか知らないが私たちは自衛隊を軍隊とは思っていない」と答えられるのがオチであろう。そして、「マガジン9条」のこのようなカルト化の傾向は、以前指摘した、『世界』や『金曜日』のようなリベラル・左派の雑誌ジャーナリズムの主張が、世論から乖離していっていることと対応していると思う。
by kollwitz2000
| 2010-05-21 00:00
| 日本社会
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