佐藤優が同志社大学の「特別顧問」に就任したという。
最近ではあの「週刊金曜日」ですら、佐藤を
編集後記で批判するようになっているのに、同志社は随分と佐藤に熱心である。
同志社が宣伝役等で佐藤を使うことはこれまでもしばしば行われてきたが、「特別顧問」にまで至るということは、学内での批判が非常に弱かった、ということであろう。少なくともウェブで読める形では、全然ない。
同志社大学・大学院には周知のようにリベラルまたは左派として知られる教員が多数いるが、今後は、立派なことを公に言ったとしても、勤務先で先にやることがあるだろう、と言わざるを得ないのではないか。
同志社との間で地位確認訴訟中である浅野健一氏は「同志社神学部の教授陣は私が解雇された直後に、評論家の佐藤優氏(同大大学院神学研究科修士課程修了、元外務省主任分析官)を客員教授に呼んで喜んでいます。日本の文化人の中で最も嫌いな人の一人があの人ですね。あちこちで言っていることが違う」と述べているが、その浅野氏に対する同志社の解雇、執拗な嫌がらせは、同志社の佐藤への近年ののめり込みを見れば、やはり政治的なものだったということだろう。
「日本の民衆がメディアと大学の学者を信頼しなくなって久しい。民主主義社会と基本的人権の確立のために最も重要な二つが機能していないのが、この国の不幸だ。」(『冤罪とジャーナリズムの危機――浅野健一ゼミ in西宮報告集』の浅野氏による「まえがき」4頁より。強調は引用者 )
6月12日の米朝会談は、日本の戦後史において、1950年6月25日の朝鮮戦争勃発以来の大事件だったと思う。今後、旧時代のメディアと大学(の学者)は、ますます民衆から信頼されなくなるだろう。