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2007年 11月 07日
梁石日が『金曜日』で、「慰安婦」をテーマとした連載小説をはじめるらしい。その梁に佐高信が、『金曜日』の最新号(2007年11月2日号)でインタビューしている。
ステロタイプな女性描写、性描写が多い梁が、「「慰安婦」の真実」をどう描くかは興味深いが(多分読まないが)、私が注目したのは、インタビューでの以下のやり取りである。 梁:(注・上坂冬子は)植民地時代の朝鮮は日本の一部で、朝鮮人はみんな日本人。日本人なら、日本軍の前線で苦労している兵士のため、お国のために当然身を投げ出すものだ――と言うんです。植民地なんだから、「慰安婦」行為は当然だと。 佐高:「朝鮮人慰安婦」という存在そのものがありえないと。まさに形式論理ですね。 梁:日本以外でそれを言ってみろと言うんですよ。日本を出たらそんな理屈、通用しない。 佐高は、「まさに形式論理」というが、では、最近の投書欄(「論争」)での、「読者」からの質問に答えた佐藤優の下の発言はどうなるのか。 「<(注・日本政府の)関与があったと思われるならば、その点で被害国にどのように日本政府が対処(償い)してきたかの見解も示していただきたい>という質問に対して、この質問に答えることはできない。被害国というならば、「慰安婦」の方々が帰属していた国家ということになる。韓国人・朝鮮人ならば、当時、韓国人・朝鮮人の国家は存在していなかったので、その国家は大日本帝国ということになる。中国人「慰安婦」ならば中華民国ということになろう。その場合、中華民国も当時の日本の理解では南京に政府が置かれていた汪兆銘政権ということになる。これは形式論理の問題でなく、事柄の本質にかかわる問題と思う。」(『金曜日』2007年9月28日号) 「形式論理」そのものではないか。いや、佐藤は戦前の蒋介石政権を「米英の手先となった傀儡政権」と呼ぶ立場なのだから(『日米開戦の真実』257頁)、そもそも「形式論理」以前とすら言える。「その場合、中華民国も当時の日本の理解では南京に政府が置かれていた汪兆銘政権ということになる」など、それこそ、「日本以外でそれを言ってみろ」である。 佐高は、『金曜日』の編集委員であり、発行人であり、株式会社金曜日の代表取締役社長であるのだから、上坂の主張を「形式論理」というのならば、佐藤の主張はどうなのか見解を明らかにすべきである。もういい加減にしたらどうか。 なお、以前のエントリーで、佐藤のこの文章について、「(注・投書欄での論争が)これで終わってしまうか、下らない投書が載って「論争」が終結するのか。そのような今後の展開で、佐藤批判(正確に言うと「批判」ではなく「質問」であるが、一読して感じるのは「批判」であろう)の「投書」掲載が、自作自演であったかそうでないかがわかる。」と書いた。結局この「論争」は、佐藤に質問した匿名氏による反論ともいえない文章が載り(10月19日号)、それで沙汰止みとなったようである。まさに「下らない投書が載って「論争」が終結」したわけだ。 結局これは、編集部の自作自演だったのではないか。少なくとも、投書の掲載の選択などで、編集部の佐藤に好意的な作為が働いているように思われる。佐高および『金曜日』編集部は、梁の連載小説開始にあたって、同誌でその直前に投書欄で展開された「慰安婦」問題に関する論争(と言えるレベルではないが)について、どんな投書が来たかなどを明らかにし、また、佐藤の主張に関する自分たちの見解も表明すべきだろう。
by kollwitz2000
| 2007-11-07 23:50
| 佐藤優・<佐藤優現象>
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